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中身だけではなく数も大事! 引き出物選び①
概要
スウィーツが大好きなカップル、CさんとDさんは、間近に控えた結婚式の引き出物をこだわったものにしたい考えました。引き出物の内容ばかりにこだわったふたりは、ある失敗をしてしまいました。
失敗事例
引き出物のお菓子について、有名店にしようか、新規出店のお店にしようか、近所のなじみのある洋菓子屋さんにしようか、結婚式に向けて悩みながらも一つひとつ物事を決めていくことも、楽しみの一つでした。ふたりは最終的には互いに一番気に入っているお店の洋菓子を選びました。
順当に結婚式は終わり、引き出物を参列者に持ち帰ってもらいました。しかし、この引き出物のお菓子について、親友からある指摘を受けることになりました。
「引き出物のお菓子はとっても美味しかったけど、詰め合わせの数が良くなかったね」
その時、“縁起の悪い数字…”というフレーズが頭に浮かびました。お菓子選びでは、とにかく美味しいものを贈りたい、参列者に喜んでもらいたいと味ばかりにこだわっていたので、数にまで意識にのぼっていなかったのです。
正しい対応
引き出物には、カットした個別包装のパウンドケーキを3つ詰め合わせて贈ったのですが、個数が失敗でした。“3”や“4”は、一般的に縁起の悪い数字といわれており、贈り物に適した個数ではなかったのです。どんなにお菓子が美味しくても、縁起が悪いものを受け取ったら、相手が気を悪くしてしまっても当然でしょう。カットして個別包装にしたお菓子を贈るときは、“3”や“4”といった数には要注意です。
パウンドケーキやバウムクーヘンなど、カットしたお菓子の個数には縁起の悪い数は避けたいものです。“3”や“4”など縁起の悪い数でなければ、参列者の印象が悪くなることはありません。では、どんな数であれば良いのかというと、縁起の良い数字にこだわると良いでしょう。受け取った側にお菓子を美味しいと思ってもらえることはもちろん、個数などで悪い気にさせないこともお菓子を贈るうえでは大切なマナーなのです。
解説
縁起の悪い数字について、“3”切れは「身切れ(身が切れる)」と読めて、縁起の良くないことを思わせることから良くないとされています。さらに、“4”も縁起が良くありません。“4”切れは「世切れ(この世との縁が切れる)」とも読めるからだそうです。
逆に“7”や“8”は縁起の良い数といわれています。“7”はよくラッキーセブンともいわれ、縁起の良い数字とされていることに因んでいます。“8”は漢字で書くと下の方が広がることから「末広がり」といい、縁起が良いとされています。したがって、幸運の数字といわれています。お菓子などをいくつか贈る際には、相手の幸運を願って縁起の良い数字を選びたいものです。