結婚式の演出を詰め込みすぎて失敗

☆タイトな進行で失敗!演出が流れ作業状態に
すてきな結婚式を挙げるのが小さい頃からの夢だったこともあって、披露宴の進行を考える段階になると、やりたい演出がたくさん浮かんできました。結婚式場のプランナーさんからは、あらかじめ「披露宴は2時間半が目安」と聞いてはいたものの、無理を言ってどの演出もやりたいとお願いしたのです。そのため、かなりタイトなタイムテーブルができあがりました。披露宴が始まるまでは、何とかなるだろうと悠長に構えていたものの、いざ始まると、ほとんどの演出が流れ作業のように進んで行く展開になってしまったのです。その結果、ゲストとゆっくり話をしたり、写真を撮ったりする時間をとることができなかったので、せっかくお祝いに来てくれたのに申し訳ないという気持ちになりました。

☆演出にかかる時間を把握していなかった!
ひとつひとつの演出に、どれくらいの時間がかかるのかを正確に把握していませんでした。そして、プランナーさんの意見をあまり聞かず、披露宴に自分がやりたいと思った演出をすべて取り入れてしまいました。また、独りよがりになって、ゲストに対する配慮が足りないことに気付けなかったのも問題でした。

☆演出の取捨選択や情報収集が必要
プランナーさんともっと連絡を取り合って、その都度タイムテーブルの見直しをすることが大切です。また、すでに式を挙げた友人に聞いたり、ウェディング情報誌を見たりして、演出にかかる平均的な時間をあらかじめ理解するようにしましょう。やりたい演出に優先順位をつけ、順位の低いものは勇気を出して削るという選択が必要な場合もあります。

☆自分たちだけでなく、ゲストにも喜んでもらえる披露宴にしよう
結婚式では、新郎新婦だけが満足する演出ばかりを取り入れるのではなく、お祝いしてくれるゲストに喜んでもらえるかどうかを考えることも大切です。ゲストの多くは、新郎新婦との会話や写真撮影などを楽しみにしているので、余裕のある進行を心がけると良いでしょう。スピーチが長かったり余興が多かったりすると、美味しい料理をゆっくり楽しむこともできなくなるので、ゲストが残念に感じてしまう場合もあります。やむを得ず削ることになった演出は、二次会など別の機会に行うという方法もあります。また、20代前半など比較的若い年齢で結婚式を挙げる女性は、友人の披露宴に参加した経験が少ない人が多いので、事前知識があまり無いまま進行を考えるケースもあります。自分ひとりで演出の内容や進行を考えるのではなく、プランナーさんや信頼できる友人など、いろいろな人の意見を聞きながら計画を進めるようにすると良いでしょう。

転ばぬ先の杖!

関連記事

紙書籍

  1. 「〈2訂版〉税理士が見つけた!(本当は怖い)相続の失敗事例64」は2015年に刊行された書籍の増補改…
  2. 空き家は846万戸、総住宅数に占める空き家の割合は13.6%と過去最高を記録し、人口減少であるにもか…
  3. 「税理士が見つけた!(本当は怖い)建設業経理の失敗事例55」は「失敗から学ぶ実務講座シリーズ」の10…
ページ上部へ戻る