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穏やかな海に見えても存在する危険!ハワイビーチの要注意エリア
☆シュノーケリングの最中に沖まで流されそうになった
普段はあまり海には行かないのですが、せっかくのハワイ旅行ということで世界的に有名なビーチでシュノーケリングを楽しむことにしました。海の中には色彩豊かな熱帯魚が泳いでおり、美しい光景に思わず夢中になってしまいました。そして、気がつくと最初いた地点よりずっと沖に流されていたのです。早く戻ろうと岸に向かって泳いでも流れに押し戻されてなかなかうまくいきません。あやうく漂流してしまうところでした。
☆油断や知識不足が命取りになる離岸流の存在
この失敗は本人が海に慣れていない上に、離岸流の恐ろしさを知らなかったことに起因しています。離岸流とは砂浜から沖に向かって流れる海流のことです。防波堤に囲まれたビーチではほとんど心配はありませんが、それ以外の海岸ではどこでも離岸流は起こり得ます。しかも、ハワイの湾内は日によって海流の強い場合があり、そうなると危険度はさらに増します。それに、離岸流について知っていたとしても、海外旅行中は気分も浮つき、周囲への注意も怠りがちになってしまうので特に注意が必要です。
☆離岸流に逆らって泳ぐのは危険
ハワイでは離岸流の発生しているエリアの前の砂浜に赤いフラッグが立っている場合があります。そして、「WARNINGRIP CURRENTS(離岸流に注意)」などと立札に書かれています。海水浴に訪れた時にはまず、そういった警告のシグナルをチェックし、そのエリアには近づかないようにしましょう。そして、もし、離岸流につかまってしまった時は岸に向かって泳ぐのは厳禁です。海流に逆らって泳ぐのは水泳の得意な人でも至難の業だからです。下手をすると体力を奪われておぼれてしまうことにもなりかねません。離岸流に流されている場合は岸に対して平行に泳ぎ、離岸流のエリアから一刻も早く離脱するようにしましょう。
☆離岸流と同様に注意が必要なハワイのクラゲ
離岸流以外にもハワイのビーチでは気をつけたほうがよいものがあります。それはクラゲです。日本でカツオノエボシと呼ばれる長い触手を持つクラゲには毒があり、刺されると腫れあがって痛みが走ります。しかも、体は青みがかった透明色なので海の中では見えにくく、しかも、死んで乾燥しても毒の効力が残っているため、海水浴の際にはかなりの注意が必要です。もし、刺された時は真水でよく洗い流してください。また、ハワイには満月の夜に沖で産卵し、1週間ほどで岸に戻ってくる習性のあるハコクラゲも生息していますが、こちらにも毒があります。ハコクラゲの場合は真水よりも刺された場所にお酢を塗るのが効果的です。