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継ぎ足しはNG?意外と知らないワインのルール
#継ぎ足ししたら怒らせてしまった!
先日、取引先の方々を招いた食事会に参加しました。参加したメンバーは歳上ばかりだったので、お客様のグラスにお酒を注ぐ役割を率先して引き受け、張り切っていました。お客様が飲むお酒の種類はさまざまで、そのなかにはワインのボトルを頼まれる方もいました。飲むペースが速い方も多く、空になったワイングラスにはどんどん新しいお酒を注ぐようにしました。すぐに飲み終えてしまいそうだったので、グラスの中身が残り少ない方にも継ぎ足しをしました。すると、継ぎ足しした途端にその方は気分を悪くしたようでした。そのときはおもてなしの気持ちでした行いがなぜ悪かったのかわからず、不安な気持ちでいっぱいでした。
#何がいけなかったのか?
まだグラスのなかにワインが残っているにもかかわらず、その上から継ぎ足ししてしまいました。あとで、継ぎ足しをしてはいけない場合があることを知りました。
#こうしておけばトラブルは防げた!
グラスの中身が完全に空になるのを待ってから注ぎましょう。継ぎ足しをしても問題のない人もいるので、その人がどう思うかわからない場合は注ぐ前に声をかけましょう。
#ワインの種類によって違う!継ぎ足しをしてはいけない理由とは
ワインの楽しみ方はひとつだけではありません。喉を潤すためにグラスに注がれたあとすぐに飲んでしまう方がいる一方、なかには飲まないまま長く置いておく方もいます。特に赤ワインは空気に触れることで時間の経過とともに味や香りが変化します。グラスから漂う香りが徐々に変わっていくことに楽しさを感じている人も多く、そこでまた新しいワインを継ぎ足してしまうとせっかく変化した香りが台無しになってしまいます。また、白ワインについても注意が必要です。赤ワインは常温で飲まれますが、白ワインは冷やしてから飲むことが一般的とされています。グラスに注がれてから時間が経ち、ぬるくなった白ワインの上によく冷えたワインを足しても、結局はぬるさが残ってしまうのでおいしさが半減します。どうせ新しいワインを飲むなら、よく冷えたワインが飲みたいと思う人は多いでしょう。ワインの種類によって理由は異なりますが、いずれにせよ継ぎ足しを嫌う方は少なくありません。ただ、このような場合はワインにこだわりを持っている方であることが多く、そうでない方に継ぎ足しをしないでいるとかえって気が利かないと思われてしまうこともあります。高価なワインであれば香りなどを楽しむ可能性はありますが、人によって継ぎ足しをした方が喜ばれるケースも見られます。ワインに対する考えは人それぞれなので状況判断が難しいですが、臨機応変に行動するようにしましょう。