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婚約を解消したけれど、もらった結婚祝いや金品はどうする?
☆実際にあった失敗事例
同じ職場で知り合い、5年ほど付き合って婚約した男性がいました。しかし、実は過去に婚姻歴があるということを彼の知人から聞き、今まで黙っていた彼を信じることができなくなり、婚約を解消することにしました。職場が同じなので、共通の上司や同僚からたくさんの贈り物をもらったのですが、お返ししたものもあればまだのものあり、それらをどうするのがいいのか分からずに何もできずにいました。同僚から「婚約解消になったの?私があげたお祝いはあなたがもらったままなの?」と聞かれてしまい、私は言葉を濁すことしかできず、どうしていいのか分からずに途方に暮れてしまっています。
☆この場合の失敗のポイント
万が一のことがあるということを考慮して、入籍が確実になる前に周囲の人達に報告してしまったのは時期尚早だったのかもしれません。また、黙ったままで何もできずにいたのは良くなかったと思います。
☆どういった対応をするべきなのか?
こうなってしまったことは致し方ありませんが、婚約解消が分かった時点で誰かに相談することができれば良かったかもしれません。何もしないまま黙っておくのが一番良くないので、結婚祝いや金品をもらった人達へ適切な対応を取るべきだと言えます。
☆黙ったままにせず、周囲の人達へしかるべき対応を取ろう。
まずは今一度、2人でしっかりと話をしてみてはどうでしょうか。もし、冷静に話ができないというのであれば、仲人や信頼できる年長者などの第三者の意見を仰いでみることも大切です。けれども、それでもどうしてもというのであれば仕方ありません。お詫びを含む婚姻解消の旨を記載したあいさつ状を添え、お祝い金をもらった人には同額の商品券を、お祝いの品をもらった人にはそれに見合う同額の現金あるいは商品券をお返しするのがマナーだとされています。このとき、あいさつ状に「お納めください」や「お返しします」といったような、お祝いの気持ちを跳ね返してしまうような言葉を使ってしまっては失礼になりますので、「深くお詫び申し上げます」という言葉を使うようにしましょう。
また、金品の授受がなくとも、婚約パーティや婚約式、あるいは披露宴の招待状を送っている人には婚約解消の旨を急いでお知らせしておきましょう。この時、連名で出せるときは連名で、各人で出す場合には本人と親の名前を書いておきましょう。婚約を自分達の口から報告した人達には、自分達から婚約解消の旨を知らせることが必須事項となってきます。婚約解消はただでさえ精神的に辛い状態でしょうが、周囲の人達への対応をぞんざいにしてしまっては、その人達からのせっかくの好意を無駄にしてしまうことになりますので、きちんとした対応をしておきましょう。