恥をかかないために!正しい席次を知っておこう

ビジネスでは、自社の応接室や会議室にお客様を招いたり、お客様と一緒に車やエレベーターに乗ったりするシーンがよくあります。その際に、正しい席次を理解していないと恥をかいてしまうおそれがあるのです。席次はビジネスマナーの基本ですが、部屋の種類や家具のレイアウトなどでも変わってくるので、なかなか覚えられないという人も多いでしょう。一度にすべてを覚えようとせず、自社の応接室や社用車など、目上の人とよく利用するところの席次からマスターしていくようにしましょう。

☆うっかりミス!上座と下座を間違えた
新卒で採用されて初めて自社の応接室にお客様をお招きする時は、誰しもが少なからず緊張するのではないでしょうか。きちんと対応するために、あらかじめ何度も話す内容や資料などの確認をする人も多いでしょう。しかし、自分が先に応接室に入った時にうっかり上座に座ってしまえば、その時点でお客様に悪い印象を与えてしまいかねません。同席した上司や先輩に対してはもちろん、大切なお客様にも礼儀を欠いてしまうことになるのです。

☆正しい席次を理解していなかった!
入社する前の心得として、正しい席次についてきちんと勉強しておく人もいるでしょう。しかし、席次についての予備知識がない人は、いざお客様を応接室にお招きする時になって失敗する可能性が高くなってしまうのです。知識があったとしても、緊張のあまりうっかり上座に座ってしまうことも少なくありません。

☆事前に基本的な席次は覚えておこう!
ビジネスマナーについて書かれている書籍を読んで勉強したり、先輩に聞いたりして、基本的な席次から身につけていくようにしましょう。席次は洋室か和室かで変わるのはもちろん、窓の配置やソファの種類でも変わってきます。テーブルを挟んで、ひじ掛け付きのソファがいくつか両側に置いてあるというのが、よく見かける応接室のレイアウトです。この場合、出入口から一番遠い席が上座になります。下座は出入口に一番近い席になるので、入社したばかりの社員はこの下座に座る機会が多くなるでしょう。

☆席次はおもてなしの心を表すためにある
新入社員の頃は、正しい席次を覚えることだけで精一杯で、あらゆるシーンになぜ上座と下座が存在するのかまでは考えられない人も多いのではないでしょうか。大切なお客様をお迎えする時、多くの人が尊敬語と謙譲語を使い分け、おいしいお茶やコーヒーを出しておもてなしします。上座と下座が存在するのも、このおもてなしの心を表すためなのです。例えば車の上座は基本的に運転席の後ろになりますが、これは万が一事故が起きた時にその席が一番安全だからです。このように席次の意味を理解することによって、より早く正しい席次を身につけることができるようになるでしょう。

転ばぬ先の杖!

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