お客様のところに遅刻してしまったエピソード

遅刻をしないと気をつけているビジネスマンでも、急な用事でスケジュールが遅れてしまうことはありえます。そんなとき、どんな対応をすればよいのか失敗談から学んでみましょう。

☆遅刻して門前払いにされた
お客様の元に向かう途中急な腹痛でトイレに寄ってしまい、気がつけば約束の時間には間に合わなくなってしまいました。急いでお客様の元へ向かったのですがすでに10分遅刻しており「時間を守れない人とは仕事をしたくない」と追い返されてしまったのです。結局、上司に事情を説明し、後日謝罪に同行してもらうことになりました。上司からは大目玉をくらいましたが、なんとかお客様は許してくれて取引を続けてもらえることになりました。

☆遅刻よりも対応が問題になる
このエピソードの最大の教訓は「遅刻したことではなく対応がまずかった」ということです。約束の時間になっても連絡がなく、遅れてやって来たのに謝らないことに、お客様は腹を立てたと考えられます。また、会社を出発する時間もギリギリだったなど事前の準備も不足していたのではないでしょうか。トイレに寄らなかったとしても約束の時間ギリギリにしか到着できない算段だった可能性があります。

☆遅刻をしないためのスケジュール管理を
時間を守れないのは最低限のビジネスマナーができていないということです。そのため、遅刻をしないためのスケジュール管理を徹底することが必要です。たとえば、約束を入れるときは前後に余裕を持たせた時間帯に設定します。あるいは、その場で決めるのではなく「調整してから連絡させてください」と断りを入れるようにしておきます。もしも、トラブルがあって遅刻をしてしまったときは必ず、遅れることが分かった時点で連絡を入れるようにしましょう。そして、10分遅れそうなときは「20分ほど遅れます」と少し長めに伝えるようにします。そうすれば、相手を余計に待たせてしまうことがないからです。

☆遅刻は完全には防げないので対応力を
遅刻は厳禁といいつつも、完全に遅刻を無くすことは難しいでしょう。どんなに几帳面なスケジュール管理をしていても渋滞などのハプニングは予想できないからです。そこで、遅刻してしまったときにどれだけ真摯な対応を見せられるかが鍵となります。「こういうことも仕方ない」と割り切ってしまうのではなく、きちんと相手に謝り、誠意を示しましょう。人はミスを完璧に防ぐことは難しいですが、ミスしたときの態度に人間性が現れます。遅刻したら、信用を失わないように最大限のリカバリーが必要とされるのです。

転ばぬ先の杖!

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