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間違った箸の使い方で同僚に注意されないために
会食の場で周囲が不快に
社会人になると、取引先との接待の会食で同僚と同席する機会があります。箸の使い方のマナーが悪ければ取引先の相手にあまりよい印象を与えませんし、同僚も恥をかいてしまうことになるため注意が必要です。あとで指摘されないように箸の使い方は気をつけましょう。和食の会食では、焼き魚、煮魚などの魚料理が提供されることがあります。きれいに食べることができずに、骨を散らかしてしまったり、煮魚の汁をテーブルにこぼしてしまったりすると、マナーを疑われてしまいかねません。
箸の使い方に問題が
魚料理をきれいに食べることができないのは、箸の使い方に問題があります。接待などの会食の場所では基本的な箸の使い方のマナーを覚えておかないと、同席者が不快に感じることがあります。焼き魚は骨を取り除く前に下の身を箸でつついて食べてしまうと、透かし箸といわれるマナー違反になってしまいます。煮魚の汁をこぼしてしまったのは、箸の先から汁をたらしてしまったことが原因であることがあります。これも涙箸とよばれているマナー違反になります。これらは嫌い箸とよばれているもので、箸の使い方のマナーの基本に反しているので気をつけましょう。
嫌い箸を意識することが大切
嫌い箸は箸のマナーの基本です。焼き魚を食べるときには、上の身を食べた後はひっくり返さずにまず骨を取り除きましょう。煮魚などの煮汁がお皿にあるような料理は、箸で取り分けたときに箸先に煮汁が残らないように細心の注意を払いましょう。また、ときには割り箸を使うこともあるかもしれません。割り箸にも嫌い箸とよばれるマナー違反があります。食事中透かし箸や涙箸に気をつけることはもちろんですが、割り箸を割った後に、木のかけらをこすり落とす行為も不快に感じられます。こすり箸といわれる嫌い箸になりますので、あわせて気をつける必要があります。
嫌い箸について知っておく
魚料理では透かし箸と涙箸、割り箸の嫌い箸であるこすり箸についてふれましたが、嫌い箸には他にもさまざまな種類があります。和食では箸置きが用意されていることが多いですが、箸置きを使わずにお皿に箸をのせてしまうのは渡し箸といわれる嫌い箸です。これらは気づかないうちに癖になっていることがありますので意識してみましょう。嫌い箸を覚えておくと取引先や同僚からの評価もアップするかもしれません。さらに、嫌い箸だけでなく、箸を汚さずにきれいに食べるように日頃から気をつける、など箸の使い方で相手を不快にさせないように基本的なマナーを覚えておくことも大切といえます。