ビジネスの場ではかかせない!上座・下座の常識

#上座と下座を間違えて座ってしまった
会社の取引先の相手を招いて、日本料亭で食事会を行ったときのことです。上司、自分、取引先の会社の方二名の計四名で料亭に到着しました。店に入ると四人掛けの座敷に通され、先方が「お先にどうぞ」と奥の席に着くよう私に促しました。促されるままに、奥の席に座ってしまいました。その途端上司が顔色を変えて、「下座に座りなさい」と厳しい顔で私に注意しました。下座の意味がよくわからず、しかし何か無礼なことをしてしまったことはその場の空気から感じ取れ、冷や汗をかきました。

#招いた側は相手を上座に座らせるべき
正式な場での食事における、上座・下座のルールを正しく理解していませんでした。席順に優劣があるという概念がなく、どこに座っても別に無礼にはならないと思っていたためこのような失敗をしてしまいました。また、先方の気遣いをそのまま言葉通りに受け取ってしまったのも失敗のもとでした。食事会に招いたのはこちら側なので、本来なら先方を奥の上座の席に座らせなければなりません。先方は単に気を遣って「お先にどうぞ」と言ってくださったのですが、そこは遠慮して相手の方を先に上座に通すべきでした。

#時には相手の気遣いを断ることも必要
ビジネスなど礼儀を重んじる場では、上座・下座のマナーを理解しておく必要があります。本来なら取引先かつ招かれた側である先方を、奥の上座に座らせるべきでした。自分の上司や取引先を差し置いて、勧められたからといって上座に座ってしまうのはマナー違反です。先方は気を遣って席を勧めてくれたのでしょうが、そこは遠慮して先方を上座に座らせましょう。

#席順は相手への敬意の表れ
自分が相手に対してどの位置に座るかによって、相手に対する敬意の表れになります。座席の優劣または順序のことを上座・下座と呼びます。基本的には入り口から最も遠い位置の席が上座、逆に入り口から最も近い席が下座です。目上の方や年長者は上座に座らせるのが一般的です。自分から席に座る場合は、下座に座るのがマナーです。入り口の方が空調が効きにくいことや、料理や飲み物を頼むなどの雑用をしやすいためでもあります。ビジネスやおもてなしの場では、招待する側が招待される側に上座の席を勧めます。逆に招待される側は、ホスト側に上座を勧められたら断らずに座ります。今回の失敗例の場合、招待する側であるにも関わらず勧められるままに上座に座ってしまいました。これでは席順におけるマナー違反とみなされてしまいます。正式な場では、常にどこが上座・下座かを意識し、相手よりも下座に座ることを心がけましょう。きちんとした席順の礼儀を守ることが、相手への敬意を示すことに繋がります。

転ばぬ先の杖!

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