学生の時とは違う!社会人の遅刻は大きな損失と迷惑をかける行為

就職して社会人デビューした新卒の方が気を付けるべきビジネスマナーとはどのようなものがあるでしょうか。学生の時よりも、一層やってはいけないことは「遅刻」です。今回は遅刻の失敗事例について考えてみましょう。

☆連絡なしに会社に遅刻をしてしまった
前日に友人たちと飲み過ぎてしまい、いつも起床する時間よりも30分ほど寝坊してしまいました。急げば間に合うと思い、また上司へ遅刻の理由を説明するのも面倒な気がして、会社への連絡を怠ってしまいました。結局、出勤時間に間に合わず上司から叱責を受けることになりました。

☆会社への遅刻を甘く考えてはいませんでしたか?
会社に連絡をしなかった理由として、少し遅刻をする程度であればそこまで叱責はされないであろうという甘い意識があったのではないでしょうか。上司に「寝坊で遅刻しそうです」とは言いづらい気持ちもあったのでしょう。言い訳を考えようにも、遅刻するか間に合うかの瀬戸際の状況ではなかなか考えが上手くまとまらないものです。次の日に仕事があるにもかかわらず、はめを外して飲んでしまったのが、そもそもの失敗の元だったといえるでしょう。

☆無断遅刻はNG、遅刻しないための規則正しい生活も重要
会社に遅刻する可能性が生じた時点で、事前に上司に連絡をするべきでした。遅刻の理由をあれこれ考えるのではなく、とりあえず遅刻する旨だけでも伝えることができていれば、上司への心証もそこまで悪くならなかったでしょう。理由は「体調不良」といった無難なものでよかったのではないでしょうか。遅刻の理由は下手に言い訳せず、正直に話した方が好感を持たれる場合もあります。また翌日が休日でない場合は、規則正しい生活を心がけ、寝坊のリスクを減らすことも大切なポイントです。

☆遅刻は労働時間の損失、信用の失墜につながるハイリスクな行為
会社への遅刻は労働時間の損失です。あなただけの問題ではなく、上司、同僚、取引先など広範囲に迷惑をかけることがあります。遅刻を軽く考えず、遅刻しそうになった時点で迅速に会社へ連絡を入れるのが社会人としてのビジネスマナーでしょう。連絡手段は、メールはできるだけ避けて、電話で行うのがベターです。たとえ数分の遅刻だったとしても遅刻をするという行為自体に問題があるので、あなたの仕事に対する信用を落とす可能性があります。入社間もない新卒の場合は、特に厳しく見られていると考えておく方が良いでしょう。遅刻して出勤した後は上司だけでなく、同僚にも事情を説明して謝罪することも必要です。就業規則に定められた時間、きっちり働くことが社会人の基本であることをしっかりと認識しておきましょう。

転ばぬ先の杖!

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