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退勤するときに一言をかけていれば
定時になると帰宅するのは当たり前、そんな考え方をしていると大きな失敗をしてしまう可能性があります。ここでは仕事から帰るタイミングについて体験談から考えてみましょう。
☆周囲が忙しいのに帰ってよかったのか?
新人時代、周囲が遅くまで残業している意味がわかっていませんでした。だから、普通に「お先に失礼します」とだけ声をかけ、定時になると家に帰っていました。しかし、ある日そんな態度を課長から咎められたのです。「みんな、今が繁忙期なのを分かっていて毎日頑張っている。おまえは新人で仕事が少ないだけなのなのに、どうして手伝わない」、その言葉に自分はハッとしました。会社が忙しい意味も、自分が早く帰れる意味も真剣に考えたことがなく、ビジネスマナーにおける大失敗をやらかしていたのです。
☆「空気が読めない」のは欠点
ミスを招いた原因としては、「空気を読めなかった」からでしょう。空気を読めないのはときとして、考えを曲げないという意味での長所にもなりますが、この場合は単に思いやりの心が欠けていただけといえます。新人時代は特に、仕事の能力ではなく態度が見られています。不器用でも、仕事へのやる気を見せている部下は上司からするとかわいいものです。要領だけを先に覚えて、周りのことなどおかまいなしに振舞っている新人は、生意気に思われてしまいがちです。
☆たった一言で人間関係は変わる
おすすめのリカバリー方法としては、自分の仕事が終わった時点でぐるりと社内を見渡すということです。そして、忙しそうな人がいればチームを問わず一言「手伝えることはありますか」と声をかけてみましょう。なかには「新人に任せられる仕事はない」と冷たくあしらう人もいるでしょうが、あくまでも少数派でほとんどの人は喜んで仕事をふってくれるか、その気持ちは汲んでくれるでしょう。結果、早く帰れる日は少なくなるでしょうが、社内での信頼を手に入れることができますし、何よりも仕事量が増えることで自分のスキルアップへとつながります。
☆退勤の際は態度に気をつけよう
会社では忙しいとき、帰っていく人の態度が気になることがあります。役職がつき日々忙しくなると、余計にそのことを実感します。「みんな忙しいのにあいつは飲みに行くのか」と、お門違いだとは思いつつも腹が立ってしまうことがあるものなのです。そして、同じことが続いたら「あいつはやる気があるのか」と怒りがどんどん膨れ上がっていきます。ただし、早く帰るときでも一言、「手伝いましょうか」と言ってくれるだけで不思議と怒りは消えるのです。早く帰ることが悪いとは言いませんが、周囲の目線を気にして配慮しましょう。