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結婚式はゲストの気持ちも考えて!
☆ゲストの気持ちを無視したものに…
結婚式の企画段階で、何か面白いことをひとつ取り入れたいと相談すると、プランナーさんから最近は「サプライズスピーチ」が流行りだしていると提案されました。通常のスピーチというと、事前にお願いしておいて原稿も考えておいてもらうものですが、式の最中に突然サプライズスピーチと称して、各テーブルからひとりずつスピーチをしてもらうというものでした。その話を聞いた瞬間、「きっと見ているゲストも楽しんでくれる」と感じたので取り入れてもらいました。事前に各テーブルからひとりずつ指名しておきましたが、そのことは出席者の誰にも話さずに、サプライズで司会者が名指しして、そのときはみんなが盛り上がっていたので成功したと感じていました。ところが後日、出席した友人伝いに、「実はみんなの前で話すのが苦手で、話す内容も考えていなかったのでちょっと辛かった。サプライズスピーチがあるなら自分が当たる可能性があることを教えて欲しかった」と、指名した人が話していたと聞きました。
☆自分が出席者だったらと考えるべき
結婚式はおめでたい席だしお酒を飲む人も多いので、少しくらい無茶ぶりをしてもみんなが快く受け入れてくれると勝手に思ってしまいました。いくら仲の良い友人の結婚式だとしても、周りには知らない人もたくさんいるので、苦手でも笑顔で引き受けないといけないという、出席者の辛い気持ちも考えるべきでした。何も考えていないのに、突然当てられては困る人もいるということを考慮しなかったのが失敗のポイントです。
☆せめて当日にでも告知が必要
式の最中に急に当てられると嫌な思いをする人もいるので、事前にサプライズスピーチを企画していても、もしかしたら誰でも当たる可能性があることを告知しておけばよかったです。数日前でなくても、せめて当日には伝えておくべきでした。
☆特別な時間でも何でもOKなわけではない!
結婚式場は非日常のイメージがあり、おめでたい席でみんなが寛大な気持ちになっている時間ではあります。しかし、だからといって全く何も知らないまま、突然指名された人からしたら、何を話せば良いか戸惑ってしまうのではないでしょうか。さらに、話しても良い内容や使ってはいけない言葉などを考えると、自然とスピーチの内容が決まってしまうので、みんなが定番の話題しか出さなくなります。そうなると、後から当てられた人は、話の内容がみんなと同じようになってしまうので、さらにプレッシャーを感じるはずです。事前にサプライズスピーチを企画していることを告知しておけば、嫌な気持ちになる人は少なくなるでしょう。