式場の交通アクセスの重要性

概要

PさんQさん夫婦は結婚式に対する憧れとこだわりが人一倍強くありました。
しかし、式場選びにこだわりぬいた結果、ある落とし穴が待ち構えていました。

失敗事例

かねてから結婚式に強い思い入れがあったPさんとQさん。特にQさんは親友の結婚式の素晴らしさに圧倒され、自分の結婚式も親友の時のように、みんなから祝福され、式場や演出、食事も含めて満足してもらえるようにしたいと考えていました。
まずは式場選びからスタートさせました。友人からの口コミやネットの情報を駆使し、定番のホテルや神社、レストランやゲストハウスなどいろんなタイプの式場を見学しました。結果としては、自然に囲まれた環境のガーデンウエディングにしました。PさんもQさんも実家は都内で出席者の友人や同僚、親戚も都内近郊の人が多かったため、ホテルにこだわる必要もないだろうという判断も手伝い、一生の思い出を都市部からはなれた山奥の庭がとても美しい空間で非日常を演出したいという考えから選ばれました。
式場のプランナーと打ち合わせをはじめつつ、PさんとQさんは多くの人たちに出席してもらいたいという考えから、招待状は式の3ヵ月前に送りました。
ところが、招待状を送ったあと、PさんやQさんのもとに何件か式場へのアクセスの悪さを嘆く声が寄せられました。ある友人からは、「駅から式場までのバスが1時間に1本しかないのは不便だ」と言われてしまいました。都内都心部からは高速に乗れば車で約1時間程度でアクセスできますが、車を持っていない友人も多く、あらかじめ何かしら手立てを講じていればと残念な思いにとらわれました。
一生の思い出となるような式を挙げたいという思いが先行してしまい、出席者への配慮が足らなかったと反省しています。

正しい対応

今回の事例では、式場までの交通アクセスが悪く、かつ特に手立てを考えていなかったことが誤りでした。
式場への唯一の公共交通機関はJRの最寄り駅からバスとなり、平日の朝夕の通勤時間以外の便は1時間に程度しかありません。車を保有していればなんら問題はありませんが、同年代の友人は車を持っていない人が多く、何かしらの交通手段を考えておくべきでした。
式場もしくは式場の提携会社に送迎バスのサービスがあったかどうか、ない場合はPさんQさんがバスをチャーターし、式場最寄り駅や都内からバスの便を出すなどの手立てが考えられます。
あるいは、交通のアクセスを重視して、都市部の式場を選んでいれば比較的交通の便も良く、車の有無に関わらずアクセスしやすかったでしょう。

解説

式場選びでは、海の近くや山奥の教会など、夫婦によるこだわりの場所がある場合が多々見受けられます。しかし、海や山奥となると公共交通機関の利用がしにくくなることも間々あります。
最寄り駅からはバスを利用しなくてはいけないが、バスが1時間に1本の便しかないなど、交通の便が悪いのは出席者にとっていいことではありません。式場選びの際には、交通の面からの立地を合わせて考えるべきです。もし電車で式場に行った場合には、最寄りの駅から徒歩で行けるか? バスでのアクセスになる場合にはバスの本数は十分にあるか? なども確認しておきましょう。
式場への交通アクセスが悪ければ、結婚式に参加してもらう出席者に不便な思いをさせることになります。式場が洒落ていて式がいくら感動的なものであったとしても、場所が悪かったということが思い出になりかねません。式場選びでは出席にに足を運んでもらうことを考慮して、なるべく交通アクセスの良い場所を選びたいものです。

転ばぬ先の杖!

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