2階リビングのリフォームで間違えた!失敗事例を紹介

☆リビングを2階に移して失敗!
リフォームによって、リビングを1階から2階に移しました。2階リビングにすると日当たりが良くなったり、外から見えにくくなったりするメリットがあったからです。その一方で、以前より移動が大変になってしまいました。自宅内での移動は毎日のことなので、大きな失敗といえるでしょう。また、泥棒に入られやすくなったように感じました。

☆どうして失敗したのか?リビングのことしか考えていない!
ポイントはリビングと他のエリアとの関係性を十分考慮しなかったことです。他の部屋やトイレなどに行く場合でも、リビングを拠点として往復することが多いでしょう。そのためリビングのスペースを2階に広くとって、他の部屋やトイレを1階に集中させてしまうと、移動のたびに階段を昇り降りしなければなりません。また2階が生活の中心になるので、1階の様子が分かりにくくなります。玄関などの出入り口があって警戒が必要なのに、防犯が手薄になってしまいます。

☆どうすれば防げたか?生活動線やセキュリティを確認!
事前に家族の生活動線を十分検討しておきましょう。リビングだけでなく、使用頻度の高い部屋やトイレも2階に配置すれば、移動距離をそれほど長くせずに済みます。またリフォームと同時に、1階のセキュリティ対策を行うのがおすすめです。ただし、庭に防犯砂利を撒いても2階まで聞こえない可能性があります。また人感センサーのライトを付けても、2階からは見えないでしょう。そのため、大きな音の防犯ブザーや防犯カメラを設置して、2階にいても気付けるようにすることが大切です。

☆2階リビングにするなら知っておきたいこと
高齢になると階段の昇り降りに苦労するようになります。そのためリビングが2階の住宅を購入する場合でも、将来的にリビングを1階に移すことを視野に入れている人もいます。また、生活でよく使う部屋を1階の隣り合うスペースに移動させるリフォームを行う高齢者も多いです。その際、部屋の段差をなくしたりするなど、徹底したバリアフリーを行うことも珍しくありません。リビングを2階に移すなら、将来のことを考える必要があります。
2階がリビングの場合でも、昇り降りを楽にする手段があります。代表的なのはエレベーターを設置する方法です。エレベーターがあれば、高齢になってからでも移困らずに昇り降りできます。しかし設置する場合は、工費だけでなく定期的なメンテナスも必要であり、コストがかかってしまいます。もっと安価な手段としては、手すりを工夫する方法があります。たとえば波の形状をした手すりは従来の直線状のものより、握りやすくて滑りにくいです。

転ばぬ先の杖!

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