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リビングリフォームの失敗事例
☆おしゃれなリビングを目指した結果
今までは、家族でこたつを囲むリビングでしたが、おしゃれな暮らしを目指して、リフォームをしました。新しくソファのセットも購入したのはいいのですが、なぜか冷たい雰囲気に。家族の会話が減っていることに気づいたのです。それに以前よりもなにかくつろげない感じがします。たしかに以前よりも格段におしゃれな部屋にはなったと思うのですが。家族との団欒が台無しになり、リラックスもできないリビングになってしまったのは失敗でした。
☆なぜ冷たい雰囲気のリビングになってしまったのか
細長く大きなテーブルを中心にして、ソファを配置したため、座っている家族同士の距離感が出てしまいました。その上、テレビの位置を第一に考えて部屋のレイアウトを考えてしまったので、リビングはテレビを見るためだけの部屋になってしまったのです。これでは家族間の会話が減るのも当然です。テレビを見るために、大きな窓を背にして座っているのも問題でした。せっかくの庭の景色も見ることができません。
いまひとつリラックスできないのは、ソファの高さが高く、背もたれも直角に近いタイプのものだったからです。食事や作業をするときならば、このタイプの方がよいのでしょうが、楽な姿勢で座ったり、寝転んだりすることができないため、疲れを癒やすことができないのです。
☆リラックスできるリビングルームにするにはどうすればよかったのか
リビングルームの意味を考えることが必要です。おしゃれにするのもいいですが、リビングの第一の役割は、リラックスすることではないでしょうか。そのためには家族との団欒も大切。テレビを第一に考えてリビングをレイアウトするのはいただけません。家族の距離が縮まり、また大きな窓から外を眺められる位置にソファを配置するべきです。
テーブルはお茶やお菓子を置くくらいのものにする方がよいでしょう。リラックスするためには、椅子の高さも大切です。リビングに置くにはあまり高すぎないものがちょうどよく、また寝転がれるような長椅子も置いたほうが疲れを取ることができます。
☆リビングの役割とは
ダイニングルームがあるのならば、リビングは食事をするところではありません。テレビを見るだけの部屋でもないでしょう。リビングは座ってくつろぐ場所なのです。座ってくつろぐには椅子が大切。食事をしたり作業をしたりするにはももとひざが直角になるくらいで、背もたれの角度も直角の椅子が適当です。しかしリラックスするためのリビングでは、あまり高すぎず、背もたれも後ろに傾いているタイプの椅子がよいでしょう。