体が不自由なお年寄りにとってのリフォーム失敗事例

☆お年寄りが困るリフォームとは?
自宅に体が不自由なお年寄りがいる場合、リフォームによって暮らしやすくしてあげたいと考える人もいるでしょう。しかし、改築することが逆にお年寄りを困らせてしまうケースも存在します。たとえば、和式便所を洋式便所にしたことで逆に使いにくくなったり、ベッドを設置したことでベッドに上がる手間が生じたりする事例です。また、手すりなどのサポートも、進行を妨げるなどして逆効果になることがあるでしょう。レイアウトが変わってしまって、お年寄りが空間を把握するのに時間がかかってしまうのもリフォームの失敗だといえます。

☆お年寄りにもヒアリングを行ったか?
こうした失敗の原因は「お年寄りならこうすれば喜ぶはずだ」という先入観によります。実際には本人へのヒアリングを怠っていたため、お年寄りの希望が反映されていない改築になっているのではないでしょうか。また、改築した部分の機能性をよく確認せずに「とりあえずつけてみよう」と安易に決断してしまうのも失敗の理由です。不要な機能を付け加えてしまうと、日常生活で邪魔になるうえ、コストもかかってマイナス要因にしかならない、という可能性もありえるのです。

☆どうすればお年寄りの希望を取り入れられるか
お年寄りに住みやすい改築を行うには、事前にお年寄りとも相談する時間を設けることです。お年寄りにとって使いやすい機能をしっかりと把握しておくと、業者にも正確に計画を伝えられるでしょう。中には、コミュニケーションがとりづらくなっているお年寄りもいるでしょう。そんなときは介護士や病院に相談するなどして、専門家の意見を取り入れることをおすすめします。経験や統計から割り出された「お年寄りにとって住みやすい環境」を知ることで、言葉にできないお年寄りの思いを知ることができるかもしれません。

☆家族全員で環境を考える
家を改築したり、増築したりするときは、つい中心になる人が計画を勝手に進めてしまいがちです。もちろん、詳しい人が舵を取ることは大切ですが、悪気はなくても家族の思いを無視してしまう可能性があります。工事を進める前に、子供やお年寄りにも計画の進捗を告げて確認を取るとトラブルが起こりにくいでしょう。また、機能的には優れている改築でも、知らない間に家族の思い入れを壊してしまっているかもしれません。家とは思いの結晶であり、家族全員にとって大切にしているポイントを守りながら改築を行うと、より暮らしやすい空間となるのではないでしょうか。

転ばぬ先の杖!

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