喪中の叔父に古希のお祝いで新茶を贈ってしまった!

☆叔父に古希のお祝いとして新茶を送付
春先に1年間の海外赴任を終えて、静岡にある本社に帰任しました。赴任前に立ち寄った都内在住の叔父が、「来年は古希を迎える」と話していたことをふと思い出し、何かお祝いを贈ろうと思い立ちました。私の住んでいるところはお茶の産地ですし、ちょうど新茶のシーズンを迎えたので、おいしいお茶なら喜んでもらえるだろうと考えました。帰任したばかりで仕事が忙しかったこともあり、先方には事前に連絡を入れず、宅配便で「古希おめでとうございます」という簡単なメッセージを添えて送りました。叔父からは「お祝いどうもありがとう」というハガキが届きましたが、その直後に、叔父の近くに住む私の母から電話がかかってきて「失礼なことをした」と言われてしまったのです。

☆喪中であることを忘れていた
母からの電話で、年明け早々に叔母が亡くなっていたことを思い出し、血の気が引きました。叔母が亡くなった当時は海外赴任をしていたので、メールで連絡を受けたものの参列はできませんでした。バタバタと日々を過ごしているうちに、そのことをうっかり忘れてしまい、事前の連絡もなく、お祝いの品を発送してしまったのです。また、母からは「四十九日は過ぎていたものの、お祝いでお茶を贈るなんて」と指摘されました。香典返しに選ばれることが多い「緑茶」を贈ったのは、配慮に欠けているといわれました。

☆お祝いを贈る際は周囲に確認する
古希のお祝いを贈る前に母に一言確認しておけば、喪中に気づき、こんな失敗をせずに済みました。叔父は叔母が亡くなった後、四十九日を過ぎても気分が落ち込み、食欲がない状態が続いているそうです。私は、母から電話を受けた後、叔父にすぐにお詫びの電話を入れました。叔父は「大丈夫だよ、古希を覚えてくれていて嬉しかった」と言ってくれました。何かのきっかけでよく叔母のことを思い出すそうで、緑茶を選んだことが悔やまれました。

☆気持ちに配慮することが大切
一般的に、四十九日を過ぎていれば、古希のお祝いをすることは可能です。ただし、お祝いをしてあげたい相手がどのような気持ちなのか、汲み取る配慮をしましょう。人によっては四十九日を過ぎても喪失感が大きく、気分が落ち込んでいることもあります。このようなタイミングでお祝いをしても、受け入れてもらうのは難しいかもしれません。気持ちの行き違いを防ぐには、あらかじめ周囲に様子を確認しておくことがポイントです。お祝いをする気分にならないときは、翌年に延期してもよいでしょう。お祝いの品は、緑茶や櫛など弔事や「死」を思い浮かべるものは避けるのがマナーです。

転ばぬ先の杖!

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