玄関リフォーム失敗事例

☆バリアフリーのつもりがかえって不便な玄関に
子どもたちが成長するにつれ、靴の数が増えて収納場所も狭くなってきたので、思い切って玄関をリフォームすることに。自分たちの将来を考え、バリアフリーな玄関がいいだろうと上がりかまちの高さを低くしました。ところがそれが失敗の元。靴を脱いで家の中に上がる際はいいのですが、出かける時に腰掛けて靴を履くことがやりづらくなってしまいました。上がりかまちが低くなりすぎたせいで、腰掛けるのも立ち上がるのも大変になってしまったのです。今はまだよいですが、歳をとったらもっとつらくなるのでは、と後悔しています。

☆使いづらい玄関になった理由
玄関を使うときに、自分たちがどのような行動をするかを想像しきれていませんでした。家の中に上がるときのことだけに気を取られ、低い上がりかまちで靴を履く場面を、思い描いていなかったのです。収納を広くするために、玄関のホール部分はやや狭くなってしまっています。ですから腰掛けて靴を履くための椅子のようなものを置くのもためらわれます。新しい玄関を使う姿を、もっときっちりと想像してからリフォームをすべきでした。

☆玄関を使いやすくするには
玄関を、どのように使うのかはっきりと頭に描いてからリフォームすることが大切です。段差を低くすることだけが、バリアフリーにつながるとは限りません。座りながら靴を履くことの方が重要であれば、30センチほどの高さを確保してもよかったでしょう。
また、上がりかまちの奥行きを深くしてさらにホールとの段差もつけ、2段にするといった方法も考えられます。それであれば座って靴を履くのも楽ですし、1段、1段の段差は低く抑えられます。収納をホールに置いて、ホールが狭くなってしまうのであればタタキの部分に背の高いシューズクロークを設置する、あるいはホールとタタキにまたがった下駄箱を設置するという方法も考えられました。

☆玄関豆知識
玄関のタタキとホールの堺の部分を上がりかまちといいます。上がりかまちの奥行きが深くなっていてホールと段差をつけている場合など(2段になっている)は、式台ということもあります。また、段差のある上がりかまちの手前に石を置く場合、この石の名称は、沓脱ぎ石。
下駄箱の置き場所には、一般的に3つのパターンがあります。ひとつはタタキに置くパターン。泥などでホールが汚れずに済みますが、靴を履くときにタタキに踏み出す必要があります。もうひとつはホールに置くパターン。最後がタタキとホールをまたぐパターンです。どれにするかは、玄関の広さ、必要とする収納力、使い勝手を考慮したうえで決める必要があるでしょう。

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