慶事の贈り物の数を縁起の悪い数にしてしまった

☆結婚式の引き出物の個数を偶数してしまい失敗
長年付き合っていた彼氏との結婚が決まり、式場やドレス選びなど結婚式の準備が始まりました。特に料理と引き出物はゲストが注目するポイントなので手は抜けません。念入りに担当者と打ち合わせをしたり、ネットなどで情報を集めたりして、ゲストに喜んでもらえるように工夫をしました。その甲斐もあって、料理や引き出物の中身はみんなに満足してもらうことができました。
しかし、結婚式が終わって数日後に親戚と話す機会があった際、引き出物の中身の個数について注意を受けてしまったのです。結婚式で用意した引き出物の中身の数は6個だったのですが、奇数にしなければいけなかったということをそこで初めて知りました。

☆「四」の数字だけ避ければ良いと勘違いしてしまった
引き出物の数は、死を連想する「四」だけ避ければ良いとずっと勘違いしていたため、今回の失敗を招いてしまったのだと反省しています。引き出物の中身にばかり気を取られ、個数にまで頭が回らなかったことも失敗の原因の1つです。品物にこだわるのも大事ですが、贈り物に関するマナーについてももっと学んでおくべきでした。

☆両親や親戚に相談したり、マナー本で勉強したりして知識を得よう
自分だけで結婚式の準備を進めていると、大事なことを見落としている場合があります。そのため、こまめに両親や親戚などにアドバイスを求めたり、冠婚葬祭のマナーに関する本などで知識を蓄えたりしておく必要があるのです。自分の思い込みだけで行動しないようにすることが、失敗を防ぐポイントだといえるでしょう。

☆慶事の贈り物では奇数が良いとされているが、例外もあり
慶事の贈り物では、一般的に奇数が良いとされています。逆に弔事の贈り物では、奇数ではなく偶数を用いるようにすると良いといわれているのです。偶数は割り切れる数なので、「割れる」という忌み言葉を連想させてしまいます。若い世代の人たちの中には偶数でも奇数でも気にしないという人もいるかもしれませんが、結婚式の招待客の中には親戚や恩師、会社の上司もいます。年輩の人ほど縁起の良い数字にこだわるケースがみられるので、おめでたいシーンの贈り物には奇数を用いるようにすると良いでしょう。
しかし、慶事の贈り物には奇数を使うといっても、「八」「九」の数字には注意が必要です。「八」は偶数ですが、末広がりで縁起の良い数字なので慶事に使っても良いとされています。一方、「九」は苦を連想するので、奇数とはいえ慶事で使うのは避けましょう。

転ばぬ先の杖!

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