体調不良のときの失敗事例

社会人たるもの、無遅刻無欠勤はあたりまえ、どんな時でも万全の体調で仕事できることが理想です。しかし、人間ですから、気持ちが落ち込む時もありますし、風邪をひいて体調不良になってしまうこともあるでしょう。なにごとも完璧にこなすことだけがビジネスマナーではなく、調子が悪い時の対応を知っておくことも重要です。

☆重度の体調不良で出勤したら大変なことに
社会人になって間もない頃には、朝起きたら体調がかなり悪いということを一度くらいは経験するものです。そんな時、「ライバルに差をつけられる」「皆勤手当てが出るので、たった1回でも欠勤したら月収が下がってしまう」という理由などで、体調が悪いのに無理をして出勤してしまう人もいるのではないでしょうか。
しかしその結果、取引先企業との商談の席で何度も咳をしてしまい、取引先の担当者に心配をかけてしまったらどうでしょうか。仕事が終わって病院へ行ってみたらインフルエンザにかかっていることが判明し、一緒にいた上司と取引先の担当者にうつしてしまった、などということになったらかなりの迷惑です。

☆なぜ失敗してしまったの?
このケースで失敗をしてしまった理由のひとつとして、自分を追い込みすぎていたということがあげられます。社会人たるもの、体調管理も仕事のうちなので評価につながりますが、理由はそれだけではありません。
皆勤手当てが支給される会社ので、給料が下がってしまうということも理由となっています。また、体調不良に気がついたのが朝なので、当日欠勤はしてはいけないという考え方も影響しています。
体調が悪くてもとりあえず出勤してみるという考え方は重要ですが、それも行き過ぎるとかえって悪い結果になってしまうことがあります。

☆体調不良の時はどうすればよい?
基本的に、欠勤の連絡は早いほうが良く、当日欠勤はよほどの事情がある場合に限るべきです。体調管理に気を使い、病気による欠勤は1度もしないという意識は重要です。しかし、ごく少ない回数であれば評価に影響しないこともあります。
体調不良でどうしても出勤できない場合や、迷惑をかけてしまう可能性が高い場合には、上司に相談をして、しっかりとした対応とフォローをするようにしましょう。

☆正しい欠勤の連絡
当日になっての病欠の場合には、できるだけ早い時間にすることが1つのポイントです。上司に電話をかけてもつながらない場合には、取り急ぎメール連絡をしましょう。
電話やメールでは、まずはお詫びを入れ、その後に理由を伝えます。必要に応じて業務の対応をお願いして、最後にもう一度謝罪をします。
体調が回復して翌日出勤をしたら、「昨日はいろいろと迷惑をおかけしました」と謝罪と感謝の気持ちを伝えることも重要です。
病気による体調不良はだれにでもあることであり、1度くらいなら大目に見てもらえる可能性が高いですが、その対応とアフターフォローが大切になります。

転ばぬ先の杖!

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