食品アレルギーを確認しなかったことが披露宴の心残りに

概要

「人生に一度の結婚式なんだから」
結婚を考えているGさんとHさんは祝ってくれる親族や友人たちに最高のおもてなしをしたいと考え、食事や引き出物はもちろん、会場の雰囲気や余興、衣裳など充実した式となるよう綿密に式場のプランナーと打ち合わせをしてきました。
入念な準備があったからか、多くの人たちにいい式だったと言ってもらいました。ただし、食事の際に唯一の心残りとなってしまう出来事がありました。

失敗事例

GさんとHさんは、挙式をするにあたって、これまでに互いが参列してきた結婚式を思い浮かべながら、参加してくれた人たちにも思い出に残るようないい結婚式にしたいと常々考えてきました。そのためには、せっかく祝ってくれる親族や友人たちに対して、これまでの恩返しやこれからのお付き合いも踏まえて、自分たちが主役である結婚式では最高のおもてなしをしたいという考えに至りました。
プランナーと打ち合わせを繰り返し、入念な準備ができたからか、多くの人たちに「いい結婚式だったね」と言ってもらえました。
しかし、一つだけ心残りとなったことがありました。それは披露宴の料理についてです。
メインディッシュにはエビなどの魚介類を使用したフレンチを選びましたが、Gさんの叔父が甲殻アレルギーだったのです。せっかくのメインディッシュでしたがGさんの叔父は手を付けることはありませんでした。挨拶で回っているときに気付いたのですが、式場スタッフに交換できるか聞きましたが、準備をしていないからできないとのこと。
事前に参列者の食品アレルギーがあるかどうか、きちんと確認しなかったことがただただ残念で後悔しています。

正しい対応

事前に参列者の食品アレルギーについて確認をする必要がありました。
今回はメインディッシュで明らかにエビだとわかったためにGさんの叔父は手を付けませんでしたが、エビのビスクのように見た目ではわからない料理を食べていたら大惨事につながりかねません。
今回のケースでは、結婚式の招待状を送る際に、「※食品アレルギーがありましたらご記入ください」と返信はがきに欄を設けるなどして事前に確認をするべきでした。
あらかじめアレルギーを把握していれば、替わりとなる料理も準備ができていたことでしょう。

解説

近年、アレルギーのある人は増えていると言われています。
加工食品では、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7品目は「特定原材料」として表示を義務付け、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンの20品目の表示を推奨しています。
料理の見た目や香りでは使用しているかどうかがわからない場合もあるので、事前のアレルギーの確認は重要です。
また、今回の事例ではアレルギーによる事前確認についてですが、宗教(例えばハラル)やベジタリアンなどについても確認しておくことも重要です。

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